5−2 地盤物性値の検討

反射断面(深度断面)における各地層とP波速度との関係はおおむね次のとおりである。

第四系の区間速度は1,400m/secである。その下の下部中新統までの新第三系の区間速度は1,900m/sec〜2,200m/secである。下部中新統の区間速度は、測線中央部で基盤岩類が窪んでいる北側(CDP番号400付近)を境に、その北側は4,100m/sec〜4,300m/secであるが、南では2,300m/sec〜2,600m/secであり、測線南部で低い速度値を示す。基盤岩類の速度は5,600m/secである。