3−3−4 まとめ

・解析した地震における走時遅れ分布の傾向は、地震によらず横浜市の南東部と北西部に走時遅れが大きい領域が存在し、中央やや西よりの地域では走時遅れが小さい。

また、この走時遅れの傾向はP波とS波で同様であることから、両者の速度構造は、ほぼ同一であると推定することができる。

・P波及びS波走時に対する数値シミュレーションにより、上の傾向がほぼ説明可能な3次元P波及びS波速度構造モデルが得られた。

図3−3−12図3−3−13参照)