1−2 調査目的
既存の大規模屈折法探査測線を中心とした市域全体の25箇所で微動アレイ探査を実施し、市域地下数キロのS波速度=3.0km/s程度の速度構造を把握する。また、市域150箇所の高密度強震計ネットワークと自然地震を活用したトモグラフィー的解析により市域の地下数キロのP波及びS波の3次元速度構造を求める。微動アレイ探査とトモグラフィー解析の結果を比較検討し、既存調査も含めた各探査手法の適用性について考察するとともに、強震動予測、長大構造物等の被害想定等の精度向上による地震防災力の強化を図る。