Β=0.64α−0.51 (相関係数=0.97,サンプル数=27);
ρ=0.22α+1.51 (相関係数=0.92,サンプル数=22);
ただし α:P波速度[km/s],β:S波速度[km/s],ρ:密度[g/cm3]
微動アレー探査結果に基づく各層の平均S波速度及び平均値の標準偏差は、次のとおりである。
[S波速度]
第1層 0.42km/s±0.04 km/s(9.1%)
第2層 0.73km/s±0.06 km/s(7.6%)
第3層 1.03km/s±0.03 km/s(3.2%)
第4層 1.37km/s±0.09 km/s(6.9%)
(第2層〜第4層の平均S波速度 1.04km/s±0.27 km/s(26%))
第5層 1.78km/s±0.07 km/s(4.2%)
第6層 2.94km/s±0.15 km/s(5.2%)
平成14年度調査結果では、微動アレー探査による速度構造モデルとして、7層成層モデル(6層半無限モデル)を提示した。その際、地震基盤相当層は第6層及び第7層(半無限層)の二層であった。しかし、最下部の第7層は本来、第6層以浅のモデルパラメータ(層厚及びS波速度)を安定に推定する目的で、便宜的に導入した付加層である。そのため,以後のモデル作成では、付加層(第7層)以深の構造については考慮しないこととする。