(1)キャリパー検層

ボーリング孔の孔径を深度方向に連続的に計測する検層であるため、当然のことながら掘削孔径に応じた結果が得られた。キャリパー検層については、ボーリング掘削作業の関係で途中、拡孔やリーミングを繰り返したりしているために、検層図に示された結果そのものについてはあまり意味を持たない。最終結果としては孔径は80mm〜400mm程度まで変化する。全深度に亘り、特徴的なのは、掘削孔径が変化するところでは孔径の拡大や乱れがあり、また、逸水箇所や自噴箇所では孔径の拡大・乱れが認められる。部分的に大きなピークが認められるが、大きく崩壊している状況は無い と判断される。