2−1  反射法地震探査

反射法地震探査は平成13年度に盆地内を東西に横断する測線を設定し、平成14年度は盆地内を南北に縦断する測線を設定した。測線長は東西測線が22km、南北測線は13kmである。

探査仕様は受・発震点間隔、探査システム以外、事前にパラメータテストを行い、以下のとおりとした。

 <発震系>

震源(バイブレータ) :Y−2400 3台(標準)

発震点間隔 :100 m(標準)

:一部(市之瀬断層群、曽根丘陵断層帯付近)は50m

バイブレータ移動量 :1.4 m(標準)

スイープ回数/VP :5〜30 回

スイープ長 :16 sec

スイープ周波数 :8〜50 Hz(リニア)

位相制御方式 :Ground Force Phase Lock

ドライブレベル :90 %(標準)

<受振系>

受振点間隔   :25 m

受振器       :SM−7(f0=10Hz)

受振器数/受振点   :9 個(3 series×3 parallel)

受振器配列   :1.4〜2.8 m × 9 個(直線配列)

<記録系>

探鉱機型式   :G・DAPS−4ディジタルテレメトリ

チャンネル数   :240〜360 チャンネル

展開      :split−spread(振り分け展開)

録音記録長 :8 sec(垂直重合、クロスコリレーション後)

サンプリング間隔 :4 msec

フィルター Low Cut :OUT

High Cut :OUT

ノッチフィルター :OUT

プリアンプゲイン  :24 dB