6−1−2 堆積構造

図6−1−1図6−1−2図6−1−3図6−1−4図6−1−5図6−1−6に示すように盆地西側の市之瀬断層群西側、盆地南側及び東側の曽根丘陵断層帯付近より南側、東側を除く盆地中央部付近は概ね反射面が規則的に分布することから、概ね成層構造であると判断される。また、反射面(波)の形状からも顕著な乱れも認められないことから、堆積状況そのものも比較的、静かに形成されたものと考えられる。 多くの反射面はシルト層、砂層、砂礫層の堆積状況に対比されるものと判断される。一般的に砂礫層は音響インピーダンス(速度*密度)が周囲に比べ大きいため反射波が強調される場合が多いとされるが、本地域において該当するかは平成15年度に実施される調査ボーリング、VSP探査、各種検層の結果により判断されることになる。

盆地中央部とは異なる西部の市之瀬断層群側と東部、南部の曽根丘陵断層帯側の堆積構造は見かけ上、概ね地表面とほぼ平行に堆積しているように見えるが、反射面の追跡が困難なためはっきりとしたことは判らない。