・盆地北部や北東部にも急変帯が見られるが、このうち、盆地北部に見られるが、このうち盆地北部にみられる南北に延びた急変帯は、ほぼ花崗岩類と第四紀の火山噴出物との境界にあたり、求められた重力の急変帯が密度境界と良い対応をしていることが理解できる。
・曽根丘陵:ブ−ゲ−異常のコンタ−が特に密になっている部分は曽根丘陵内に存在しており、北縁断層を逆断層とするならば、密度境界は丘陵−山地境界よりも丘陵北縁においた方がよいと考えられる。モデルでは高密度の岩体が低角の逆断層によって盆地の堆積物の上に衝上しているという構造になっている。
図2−3−5 國友・志知による重力測定位置と地下密度構造解析測線
図2−3−6 曽根丘陵を横断する地下密度構造解析結果
図2−3−7 市之瀬台地を横断する地下密度構造解析結果