6−1−3 伏在断層

図6−1図6−2図6−3に示すように反射面の連続性がとぎれる箇所や反射面の傾斜が変化する箇所が断層と考えられる。西側では予め予想されている堆積盆地と市之瀬台地の境界付近と市之瀬台地中央付近に反射面の変化が認められ、概ね反射面と断層の関係は整合しているものと考える。東側の曽根丘陵についても同様であり、堆積盆地(笛吹川)と丘陵付近との間に反射面の変化が認められる。両地点とも反射断面だけから構造運動を明確に説明する事は困難であると考えるが、今後はボーリング調査等を付加することで明らかになるものと判断される。なお、堆積盆の中には反射断面を見る限り、伏在断層を含め断層の存在は無いと判断される。