2−3−5 解析結果

残差ブーゲー異常図によると、甲府盆地では負の強いブーゲー異常が認められる。この負の異常域は甲府盆地の形状とよく一致している。ブーゲー異常値は盆地南西端で最も小さくなっており、基盤が南西方向に傾斜していると推定される。また、盆地の西側および南東側の境界付近には断層が確認されているが、この断層よりも外側にブーゲー異常値の急変部があることから、これらの断層は逆断層であると考えた。

以下に各断面の解析結果について述べる。