(式3−1−1)
地下が1次元構造の場合には、水平方向の座標軸(X方向とY方向)のとり方によらずに、見掛比抵抗は一定となるが、二次元構造やさらに複雑な構造に対しては、座標軸のとり方により、見掛比抵抗は異なってくる。そのため、観測では、図3−1の測定概念図に示すように、電場の水平2成分( 及び )と磁場3成分( 、 及び )の5成分観測が行われる。また、周波数は、対象深度の目安となり、その深度(ボスティック深度)は、以下の式で与えられる。
(式3−1−2)
データ解析では、各測点から得た周波数別の見掛け比抵抗値に基づき、インバージョンにより地下の比抵抗構造を求める。