・ 反射記録断面図上で中海から西伯町中央部に至る区間(CDP600〜CDP1100)において、強振幅で明瞭な深部反射波が見られる。この深部反射波は、深度にして13km〜18km(往復走時で5秒〜7秒)の区間に存在し、概ね、南傾斜を示す。弓ヶ浜半島においても、その延長部と推定される深部反射波が局所的(CDP300〜CDP350)に見られる。
・ 余震域北部(CDP650〜CDP900の区間)では、地表付近から深度6km(往復走時で約2.5秒まで)の区間において強振幅の反射イベント群が存在する。
・ 深度6km〜12kmの区間では、全般的に反射波の振幅が弱い。
・ 表層基底速度は、3000m/sec(中海付近)から4500m/sec(測線南部)を示し、南方向に増加する傾向を示す。