(1)屈折波走時の読み取り

屈折波にゲート長6000ミリ秒の自動振幅調整(AGC)を適用した8記録につき、その初動走時の読み取りを行った。オフセット距離が長く、ノイズレベルが高い受振点では読み取りをスキップした場合がある。読み取りは、1受振点ごとに行った。

 初動を読み取った屈折波を図2−3−2−1図2−3−2−2図2−3−2−3図2−3−2−4図2−3−2−5図2−3−2−6、図2−3−2−7、図2−3−2−8に示す。各発振点のスイープ回数・オフセット距離と初動読み取り可能であった距離との関係は以下のとおりである。この内、SP2、SP7、SP8は、測線全域で初動が追跡でき、初動読取り精度も比較的高いと考えられる。

表2−9

※距離は北から南へ向かう方向を便宜上プラスの値にしている。

※太文字は、受振エンドまで読めたことを示す。