当測線では、交通のノイズが大きいことから、大型の非爆薬人工震源バイブロサイス車1〜4台を震源として用いた(図2−2−4)。バイブロサイス調査は、受振点間隔25m、発振点間隔標準150m、標準400チャネルのCDP重合法に基づくデータ取得を行った。チャネル数・記録受振点区間は、震源のパワー・受振点のノイズ状況をみて変更した。
測線上に設置された受振器で取得された反射波データは GDAPS−4A型探鉱機,MS2000探鉱器によって記録された(図2−2−3)。
本調査の測定仕様は次のとおりである。この仕様は表2.2−1にもまとめて示した。
[P波反射法地震探査]
<発振系>
震源: バイブロサイス車 1〜4台
スイープ周波数: 8〜50 Hz
スイープ数/発振点: 5〜20 回
発振点間隔: 150 m(標準)
総発振点数: 152点
<受振系>
受振器: SM−7(10 Hz)、 SM−24(10Hz)
受振器個数/受振点: 3個
受振点間隔: 25m
総受振点数: 884点(デッドロケーションを含めた場合、932点)
受振器総展開長: 22.075 km(883*25m)
<記録系>
探鉱機: GDAPS−4A 一式
サンプル間隔: 4 ミリ秒
記録長: 8秒(コリレーション後)
チャネル数: 標準400チャネル
展開: 固定展開