3−2−1 各調査機関における解析構造の違いに関する検討

これらの結果を統一的に扱うための準備として,観測点が比較的近くに設定されており,かつ別の実施機関で行われた微動アレイ探査結果を比較検討することとした。なお,各観測点は参照文献による観測点コードまたは表2−1−4−1表2−1−4−2表2−1−4−3表2−1−4−4に示した観測点番号(括弧表示)で示す。なお,解釈されている地質層準は,上から下総層群相当層,上総層群相当層,三浦層群相当層,基盤であり,それぞれ"S","K","M","B"で略記する。また,参照文献中に明示されていない地質層準の解釈は,3.2.2節で述べる参照文献中のS波速度と地質層準に関する記述から判断して対応させた。