(4)千葉県流山市,埼玉県三郷市における調査

千葉県流山市,埼玉県三郷市では江戸川をはさんで千葉県側で千葉県によるNGC観測点(C17),埼玉県側で埼玉県によるMT1観測点(S34)が設定されている。これらを対象比較したものを図3−2−2−3上図に示す。(C17)は6層モデル,(S34)は8層モデルであるが,(S34)は,地震基盤相当層の下部にも層を設定しており,地震基盤相当層までの層数は同じである。

対応する層におけるS波速度の対応は良好であるが,主要地質層準境界では0.6km/sのS波速度を持つ層((C17)の第2層,(S34)の第3層)に対する解釈が異なっており,そのために下総層群相当層基底深度が異なっている。 表5参照