(11)横浜市緑区における調査
神奈川県横浜市緑区では,横浜市によるY−LA7観測点(Y07)と東京工業大学によるNGT観測点(U06)で調査が行われている。これらを対象比較したものを図3−2−2−6下図に示す。(Y07)は6層モデル,(U06)は4層モデルである。基盤S波速度は,(Y07)の方が0.5km/s速いが(U06)は基盤S波速度を固定して解析を行っている。層境界深度は,概ね対応が良好と判断される。ただし,(Y07)の第3層,第5層は層厚が薄い層(それぞれ190m,200m)となっており,それらの層で対応関係を調整すると,境界深度の対応がより良好となる。表12参照