どちらも野田R−1孔を参照して解析されていることで主要な地質層境界深度は対応がとれているが,基盤S波速度は異なっている。これは,モデル設定の際に千葉県の調査では地震基盤相当層を半無限層としているのに対して埼玉県での調査では,半無限層として,より下部の層を対応させていることが原因の一つと考えられる。また,浅部の速度構造に若干の違いがあり,第2層,第3層のS波速度に関して(C24)の方が0.1km/s程度速い速度となっている。
境界深度を参照すると,各微動モデル層は,概ね以下のように対応すると考えられる。
表2参照