(4)空間自己相関係数

空間自己相関係数の計算において使用したアレイ半径と地震計設置点の組み合わせとの対応関係を,表2−2−8に示す。表2−2−8で分かるように,地震計位置の組み合わせとしてアレイ中心と三角形頂点との組み合わせのほかに,三角形の頂点同士の組み合わせも用いる。このときの解析アレイ半径は三角形の辺の長さとなる。

空間自己相関係数は,

@ 表2−2−8に示してある地震計位置組み合わせを構成する各地震計位置ペアによるスペクトル(クロス・スペクトル)から空間自己相関関数と呼ばれる量を求め,

A @で求めた空間自己相関関数の方位平均(実際には地震計位置組み合わせの平均)をとる

ことにより求められる。本調査地点(NAK,OTA,及びKOT)毎に計算した空間自己相関係数を,図2−2−28図2−2−29図2−2−30に示す。

「その1調査」に係る解析結果等(アレイ半径と観測点位置の組み合わせ,及び空間自己相関係数)については,東京都(2003c)に掲載した。