2−3−2 データ取得作業

本作業に用いた受振器は、P波反射法地震探査と共通のものである。この探査は、昼間の車両ノイズを避けるため、夜間に発震を行った。発震作業は、表2−2−1の調査測定仕様一覧に示すように実施した。

取得された記録を図2−3−1−1図2−3−1−2図2−3−1−3図2−3−1−4図2−3−1−5に示す。図2−3−2−1図2−3−2−2図2−3−2−3図2−3−2−4図2−3−2−5には、初動読取り結果を重ねた屈折法ショット記録を示す。これらは、原記録に対して、ゲート長2000ミリ秒の自動振幅調整(AGC)を施したものである。

屈折法データ取得作業の結果、次のものが得られた。

(1)現場磁気テープ(3490E CARTRIDGE TAPE, SEGYフォーマット) 1巻

(2)同上データシート(Observer’s Report) 1式

(3)現場モニター記録 1式

(4)発震点座標/標高値 1式

上記(2)のデータシートは、付録2に添付した。上記(4)の受振器の座標・標高についての測量は、P波反射法のものと同一である(付録5参照)。屈折法の発震点については、発震作業後に測量担当者が立ち会って位置の同定を行い反射法地震探査の受振点からの多角測量により座標と標高を算出した。