(1)屈折波走時の読み取り

屈折波にゲート長4000ミリ秒の自動振幅調整(AGC)を適用した3記録につき、その初動走時の読み取りを行った。オフセット距離が長く、ノイズレベルが高い受振点では読み取りをスキップした場合がある。読み取りは、10受振点ごとに行った。

初動を読み取った屈折波の概略を図2−3−2−1図2−3−2−2図2−3−2−3に示す。

各発震点のスイープ回数・オフセット距離と初動読み取り可能であった距離との関係は以下のとおりである。

表2−3−3−1

基盤岩の屈折波の到達距離は、Vp.3001の発震記録中で、オフセット距離約15kmまで到達していることが確認できる。