そこで,データ品質が最もよく,地下地質構造を反映していると判断される反射イベントが明瞭に検出されている平成16年度の反射解釈断面図が最も信頼できるとして,交点で矛盾がないように,平成15年度反射断面の再解釈を行った。その結果を図2−6−1に示す。なお,測線から離れているボーリングは,ほぼ重力線に沿って断面に投影した。
平成15年度反射解釈断面図では,当別層(西野層)基底と望来層基底は,測線東端まで東側に傾斜するように解釈していたが,再解釈では,測線東端の手前CDP100〜150付近が最深部になる結果となった。CDP300付近から西側については,平成15年度解釈と同じである。また,第四系(材木沢層)基底についても,CDP50〜300付近で若干の修正を行った。地震基盤面については,平成15年度解釈と同じである。