7−3 まとめ

・既存重力データ(ブーゲー重力異常)と反射法地震探査測線・微動アレー探査観測点・既存ボーリング点などにおける既知の基盤深度との関係を利用して,基盤深度データが疎な地域の基盤深度を求め,3次元地下構造モデル作成のための補足データとした。

・得られた基盤構造の妥当性を評価するため,調査地域を東西に横切る断面で重力のフォワードモデリングを行った。その結果,モデルの計算値は観測値をほぼ満足し,基盤構造の妥当性が確認できた。

・ただし,断面東端では計算値が観測値よりも大きな結果となっており,これについては平成16年度調査に計画されている地震探査の結果を待って再検討する必要がある。