ア 受振器設置作業
受振器を,測線上には反射法地震探査と同じように25m間隔に507点,独立観測点には54点,計561点に設置した。
イ 起震車による発震及びデータ取得作業
起震車4台による発震を行い,屈折波の観測を行った。発震点は,次に示す4地点に設置した。
発震点VP−1 :測線東端から約500m離れた地点(白石区東米里),スイープ100回
発震点VP−2 :測線中央部近(東区つどーむ付近),スイープ50回
発震点VP−3 :測線西延長上(北区新琴似町),スイープ100回
発震点VP−4 :測線西延長上(手稲区前田森林公園付近),スイープ100回
各発震点では50〜100回のスイープ発震を行い,測線の全区間(561受振点)においてデータを取得した。データ取得システムは,反射法地震探査と同じである。
独立観測点でのデータ収録には,6チャンネルの観測装置(MS−2000)を9箇所配置して,各観測装置の周辺で50m間隔,6チャンネルのデータを取得した。
ウ 探査仕様
<震源系>
・起震車(大型バイブロサイス車) : 4台
・スイープ長 : 20 sec
・スイープ周波数 : 6〜40 Hz
・スイープ回数 : 50〜100回
・発震点数 : 4点
<受振系>
・受振器 : 上下動,SM−7
・受振器の固有周波数 : 10 Hz
・受振器数/受振点 : 9個
・受振点間隔 : 25 m
・受振点数 : 561点
<記録系>
受振ライン
・データ収録装置 : GDAPS−3(デジタルテレメトリー型)
・サンプル間隔 : 4 msec
・記録長 : 12 sec(相互相関後)
・チャンネル数 : 507 (固定展開)
独立観測点
・データ収録システム : MS−2000D
・サンプル間隔 : 4 msec
・記録長 : 連続観測
・チャンネル数 : 54 (9台×6チャンネル)