7−3−1 解析の目的

昨年度は,K−Net HKD180で観測された3つの地震を対象に,No.6の微動アレー探査結果から推定したS波速度構造を用いて1次元地震動解析を実施し,観測波と合成波の波形やスペクトルを対比することでモデルの検証を行った。本年度は,推定したS波速度構造モデルの検証を広域にわたって行うために,札幌市域の他の地震観測点(札幌市震度計ネット,ボアホール式地殻活動観測網)についても、昨年と同様の1次元地震動解析を実施し,観測波と合成波の対比を行った。