7−2−1 第四系(材木沢層)基底面等深度線図

図7−2−1

既存重力図(図6−1−1参照)で低重力異常が現れている豊平川右岸側において,標高−1000m強を示す第四系の沈み込みが,重力分布と同じように南北方向にやや長く分布している。また,微動観測点No.12及びNo.24付近でも第四系がやや深く分布している。これら第四系が厚い分布域に挟まれるように,反射法探査で把握された月寒背斜が分布すると推定されるが,褶曲構造の分布図(図4−5−2参照)に示されているような南北方向に,第四系が周囲よりも浅く分布する領域がみられる。

調査範囲内での第四系(材木沢層)基底深度は,上記の深いと推定される範囲を除くと,標高−100〜−400m程度となる。