(1)第四系

測線南側(西側)の第四系(中期〜後期更新世及び材木沢層)が,厚さ100〜200m程度で分布する範囲に位置する微動観測点No.21,No.20では,第1層及び第2層が第四系に対比される。第四系はこの付近から北側(東側)に向かうにつれて厚くなり,CDP700付近では800m程度,CDP120付近では1300m程度にもなる。このような範囲では,第1層〜第3層までを第四系と解釈すると,反射解釈断面図の第四系(材木沢層)基底の形状と比較的よく合う。ただし,No.9及びNo.25の第3層下面は,ともに反射解釈断面図の第四系基底よりも300〜400m程度浅い。