(4)VP−335 (バイブロサイス Loc.335)

図5−4−1−4

測線中央部での発震である。屈折初動は,測線両端まで届いているが,屈折初動の見掛け速度は,発震点の南側と北側で明らかに異なっている。測線の南側では,発震点から直線距離で約3.8km地点(Loc.180)以遠では,見掛け速度約5000m/secの屈折初動が観測されているが,北側では,4.0km地点(Loc.495)以遠で約3200m/sの見掛け速度を示す。この相違は,地層面の傾斜の影響と考えられる。