(2)測線南西部での発震(VP−134/受振区間 Loc.1−320)

図4−4−1−2

発震点近傍から約2500m/sの見掛け速度をもった屈折初動が見られる。発震点直下では,往復走時で約0.3secの位置に強振幅で明瞭な反射波が見られる。この反射波の反射面に対応した屈折波が,Loc.170より北側で初動として見られる。見掛け速度は約3100m/sを示す。発震点より南側では,極端に高速度の見掛け速度5200m/sをもった屈折初動がLoc.20〜70付近の区間で観測された。この区間も上記VP−17と同じく,藻岩山の近くに当たる。