(1)測線南端付近での発震(VP−17/受振区間 Loc.1−320)

図4−4−1−1

発震点近傍から約2900m/sの見掛け速度をもった屈折初動が見られる。この屈折波は,Loc.60付近から北側で見掛け速度が急に速くなり,Loc.120付近までの区間では約3200m/sを示す。この付近は,藻岩山の南東尾根部に近く,それに関連する地表付近の地質の影響と考えられる。Loc.120付近より北側では,その下部の層からと考えられる見掛け速度約3900m/sの屈折波が見られる。