(図3−6−1−1、図3−6−1−2、図3−6−1−3、図3−6−1−4、図3−6−1−5、図3−6−1−6、図3−6−1−7、図3−6−1−8、図3−6−1−9、図3−6−1−10、図3−6−1−11、図3−6−1−12、図3−6−1−13、図3−6−1−14、図3−6−1−15、図3−6−1−16、図3−6−1−17、図3−6−1−18、図3−6−1−19、図3−6−1−20、図3−6−1−21、図3−6−1−22、図3−6−1−23、図3−6−1−24、図3−6−1−25、図3−6−1−26、図3−6−1−27、図3−6−1−28、図3−6−1−29、図3−6−1−30)
図中,上右図に推定S波速度構造を実線(黒)で示してある。参考のために,平成13年度探査のS波速度構造を破線(赤)で示す。上左図に上右図の構造から得られたレイリー波基本モードの理論位相速度を示す。表示方法は右図と同じで,今回の解析結果によるものが実線(黒),平成13年度探査によるものが点線(赤)である。
図中,下図は理論位相速度と観測データから得られた位相速度との残差である。残差の定義には,(5)オでも述べた以下の式による相対残差を用いた。
E=|Cobs−Ccal|/ Cobs
ここで,Eが相対残差,Cobsが観測値,すなわち解析で得られた位相速度,Ccalが計算値,すなわち理論位相速度である。この結果から,部分的に5%程度の相対残差がある観測点,周波数帯があるが,それ以外での相対残差は,ほぼ3%以下である。