組み合わせ方法としては,観測点を7点で構成する二重円形アレー(以下,二重正三角形アレーと記す)や観測点を10点で構成する三重円形アレー(以下,三重正三角形アレーと記す)が通常用いられる。もちろん,より多くの地震計が使用可能な場合には,四重正三角形アレー,五重正三角形アレーなどを設定することは,理屈の上では可能である。いずれにせよ,これらは,上記(ア)で述べた「アレーの設計目標」に適うものの1つである。図3−3−3に二重三角形アレーの模式図を示す。●印は観測点(地震計)の位置である。また,図3−3−4には三重正三角形アレー模式図を示す。