ア 調査件名:石狩平野北部地下構造調査
イ 調査目的:平成13年度から15年度に至る3カ年計画で実施する石狩平野北部地下構造調査は,石狩平野北部地域の地表から地下の地震基盤までの地盤構造を3次元的に解明し,強震時の地震動予測のための基礎資料を得ることを目的とする。
ウ 調査地域:石狩平野北部地域。図1−1−1に調査地域を示す。
調査範囲は,地震動増幅効果が認められる堆積層が比較的厚く分布すると想定され,かつ人口が密集している地域を主体に設定した。札幌市の中心部を含み,北は発寒川,石狩川,東は豊平川,野幌丘陵,南は月寒丘陵北麓,西は札幌市の南西山地山麓でほぼ囲われる約20km×25kmの範囲となる。
エ 調査内容:本調査の内容は以下のとおりである。
(ア) 文献調査 1式
(イ) 物理探査
微動アレー探査 9地点(内,追加発注分4地点)
(ウ) 地震探査
反射法地震探査 17km
屈折法地震探査 30km
(エ) 重力補足測定 170点
(オ) 総合解析 1式
以上の(ア)〜(エ)で得られた結果に昨年度得られた結果も合わせて,石狩平野北部地域の地下構造について総合的に検討し,3次元地下構造モデル(第2次)を作成した。また,1次元の地震動シミュレーションを行い,モデルの妥当性を検討した。さらに、次年度(平成15年度)における地下構造調査計画を立案した。
オ 調査期間:平成14年8月30日〜平成15年3月31日
カ 実施者:札幌市消防局
キ 調査受託業者:株式会社ダイヤコンサルタント