5−4−2 3次元物性値モデルの作成

強震動予測のために必要な物性値は、基本的にはP波速度、S波速度、密度の3種類であるが、以下ではまず大阪平野地域のP波速度分布を下記の方法で推定し、これをもとに他の物性値を推定する手順を用いた。これは、P波速度分布が反射法・屈折法地震探査などにより最も広域にデータが得られている物性値であること、また後述のように、他の物性値はP波速度からほぼ正確に推定できること、などの理由による。