(3)デコンボリューション

時間分解能の向上を目的に、ウェーブレット(ひとつの反射面を示すと考えられる波形)の圧縮、ノイズとなる多重反射波(地表と反射面までの間を複数回往復する反射波、図4−15参照)等を除去する、デコンボリューション処理を行った。なお、高周波成分が時間と共に減ずることを補償することでウェーブレットの圧縮を図るタイムバリアントスペクトラルホワイトニングもこの項に含めた。

図4−15 処理対象とするプライマリ反射波とノイズとなる多重反射波