４−１−１ 探査仕様
Ｐ波反射法地震探査の主な探査仕様と使用機器を表４−１に示す。大阪府内における既存調査結果から当該調査域の基盤岩上面の最大深度は１．５ｋｍ程度と推定され、これを受け、探査目標深度を２ｋｍに設定した。次に、探査目標深度と同程度のオフセット距離を確保すること、標準水平重合数を５０以上とすること及び測定作業の効率を考慮し、展開方法として震源前方２ｋｍ、震源後方０．５ｋｍのスプリット展開法を、発震点及び受振点間隔として２０ｍを採用した。なお、垂直重合数（スタック回数）、スイープ周波数、スイープ長は本測定の前に実施した発震テストの結果に基づき設定した。表４−１ Ｐ波反射法地震探査の主な仕様及び使用機器