6−5−2 3次元物性値モデルの作成
強震動予測のために必要な物性値は,基本的にはP波速度,S波速度,密度の3種類であるが,以下ではまず大阪平野地域のP波速度分布を下記の方法で推定し,これをもとに他の物性値を推定する手順を用いた。これは,P波速度分布が反射法・屈折法地震探査などにより最も広域にデータが得られている物性値であること,また後述のように,他の物性値はP波速度からほぼ正確に推定できること,などの理由による。