図6−9 大和川南測線における上町断層の活動性
図に示されるように、各地質層準においてややばらつきはあるが、断層の鉛直成分における平均変位速度は、おおむね0.2m/1000年程度となる。地震調査研究推進本部より公表された上町断層の平均的な上下変位速度値:約0.4m/1000年と、当調査地域が上町断層帯の南端部に近い条件を考慮すると、おおむね整合した結果と考えられる。