図6−6は、反射法探査による大阪湾岸第2測線の区間における地質断面図を併記したものである。
この図に示されるように、深部地下構造の変形に対応して表層の堆積層が撓む傾向が見られ、これまでに指摘されていた大津川向斜、泉大津港背斜、助松向斜などの地質構造的意義が明確になったものと考えられる。
図6−6 大阪湾岸第2測線と表層ボーリングデータによる地質断面図
なお、大和川南測線においても、表層ボーリングデータを用いて検討を加えたが、測線上にボーリングデータが少ないことや、探査測線が段丘堆積層分布地域と複雑に交差することなどより、明確な地質構造は表現されなかった。