8−6 NMO補正

反射法地震探査のデータ処理において、信号強度を高めるために多用されるCMP重合法に伴う補正である。反射法地震探査の測定では、振動を起こす発振点と振動を感知する受振点の間の距離(オフセットという)をいくとおりか変えてデータを収録する。NMO補正は、これらの様々なオフセットで収録したデータを、発振点と受振点が同一地点、すなわちゼロオフセットで収録したデータに変換する時間補正である。補正後、様々なオフセットで収録したデータを加算(重合)し、信号強度を高める。