これらの探査仕様については、大阪府及び京都府内における既存調査結果に基づき、当該調査域の基盤岩上面深度を最大1km程度と推定し、探査目標深度は余裕を持たせ、基盤岩上面推定最大深度の2倍の2kmと設定した。次に、探査対象深度と同程度のオフセット距離を確保すること、標準水平重合数を50以上とすること及び測定作業の効率を考慮し、展開方法として振源前方2km、振源後方0.5kmのスプリット展開法を、発振点及び受振点間隔として20mを採用した。なお、垂直重合数(スタック回数、スイープ回数)、スイープ周波数、スイープ長は本測定の前に実施した発振テストの結果に基づき設定した。
表4−1 P波反射法地震探査の主な仕様及び使用機器