(2)H14−A測線における屈折法地震探査

平成14年度の屈折法地震探査の解析は、2種類の速度構造モデルで解析したが、次に示すように基盤の形状はよく似ていたものの、深度的に反射法地震探査結果と異なる結果が得られた。そのため、再度、H14−A測線について解析を行った。

                   測線北端  中央の窪み  測線南端

・屈折法地震探査2層モデル :約300m   約490m   約400m

・屈折法地震探査3層モデル :約300m   約560m   約400m

・反射法地震探査   :約210m   約900m   約630m

今回の解析で得られた速度構造モデルを図3−2−2−6に示す。また、H14−A測線屈折波の理論走時と観測走時の比較を図3−2−2−7−1図3−2−2−7−2図3−2−2−7−3図3−2−2−7−4にそれぞれ示す。反射法地震探査の結果と比較すると、屈折法地震探査結果が測線北部で深度400m弱と深めになっているが、その他はほぼ一致した値となった。