(2)SK87−1測線

SK87−1測線は、その北西端をH15−B測線の南東端と名取川を挟んではいるが一部重複している。また、CDP470付近でH14−A測線と交差している(図2−4−1参照)。

SK87−1測線の主な探査仕様は次のとおりである。他の反射法地震探査測線と異なり、震源は油圧インパクターを使用している。

震源 :油圧インパクター

探鉱機 :GUS−1000

発震点間隔 :50m

受振点間隔 :12.5m

チャンネル数 :96チャンネル

重合数 :12重合(標準)

スタック数 :10回/点

受振器配列 :2m×9個直列配列

展開法 :スプリットスプレッド

記録長 :2sec

SK87−1測線のデータ処理については、後述するH15−B測線のデータ処理方法と基本的に同じであるため、ここでは省略する。SK87−1測線の重合時間断面、マイグレーション後時間断面およびマイグレーション後時間断面を深度に変換した深度断面をそれぞれ図3−1−3−4図3−1−3−5および図3−1−3−6に示す。