(1)解析範囲

デジタイズしたデータの範囲は、図2−4−1に示したモデリング対象範囲を含む48.5km×47.5kmの範囲であり、緯度経度表示では次のとおりである。

東西方向:140°36’E 〜 141°10’E

南北方向: 38°01’N 〜 38°27’N

UTM座標で表示すると次のようになる。

東西方向: 466,000 〜 514,500(UTM)

南北方向:4,208,250 〜 4,255,750(UTM)

また、既往反射法地震探査測線や深層ボーリングを通る3本の重力断面解析測線(測線A−A、測線B−B'および測線C−C')を二次元断面解析用に設定した。図3−1−2−1に重力データの解析範囲および各測線の位置を示す。

重力断面解析測線A−A'は、調査範囲北西部から名取川河口付近に至る長さ37kmの測線であり、この測線の北西0〜22kmの区間は反射法地震探査測線H13−LINE−A測線と、南東は反射法地震探査測線H15−B測線およびSK87−1測線とほぼ一致している。

重力断面解析測線B−B'は、調査範囲北東部の大郷町から南東部の阿武隈川河口付近に至る長さ46kmの測線であり、本測線の北端から18〜32kmの区間は、反射法地震探査測線H14−A測線とほぼ一致している。

また、推定密度の検証のため、既存のボーリング(愛宕橋Br、サンピア仙台Brおよび仙台Br)位置を結んだ重力断面解析測線C−C’を設定した。