4−1−3 三次元地下構造モデルの作成

・  伊勢平野の地質情報、重力異常値、物理探査データ等の地下構造調査結果、孔井データなどを総合的に解析し、東海層群相当層上面深度、中新統相当層上面深度および基盤岩上面深度を推定し、三次元速度構造モデルを構築した。これらのうち、特に中新統上面深度については、反射法地震探査以外には情報がほとんど得られていないため、推定結果には不確定要素が含まれている。

・  得られたモデルには、以下の物性値を設定した。表13

三次元モデルでは最も地表に近い地層のS波速度を0.4km/sとしており、これより遅い表層地盤(沖積層相当層)はモデルに含まれていない。