(1)基盤の形状など

・ CDP1(四日市市)からCDP1400(菰野町千草)付近まで先新第三系基盤上面に対応すると考えられる反射面が捉えられた。その深度は、大小の凹凸を伴い、全体的には緩やかに西上がりである。基盤は、CDP1380付近で地表に露出している。これは鈴鹿東縁断層帯に対応しており、鈴鹿東縁断層帯の落差は1700m程度におよぶ。

・ 鈴鹿東縁断層帯より東側では、基盤深度は1500m〜2000m程度であり、CDP400(四日市市東坂部町)付近で急激に変化している。CDP750(四日市市赤水町)付近に基盤の高まりが認められる。この結果は、平成14年度に推定した基盤深度(1800〜2000m)とよく整合している。