(3)鮮新統上面

図3−1−7参照)

収集した文献等によれば、伊勢平野では、表面が更新統や完新統に広く覆われている部分においても、これらの層厚は概して薄い。桑名市から四日市市付近の養老断層・桑名断層の東側で深くなっている他は、大半が深度20m以浅で鮮新統上面に達することが想定される。

東西方向に流れる河川の流路を中心に完新統や更新統が被覆する箇所を除けば、桑名市から津市にかけての海岸線から西側へおおむね2〜5km離れた場所では、鮮新統が地表付近に分布することが多い。