3−1−5 既存地震・微動観測の調査結果

微動アレー探査結果を主体として作成した速度構造モデルを、実際の地震観測記録によって概略の検証を行うことを目的として、三重県の震度情報ネットワーク地点及び強震計ネットワークK−NETの地震記録を収集した。収集した地震記録は以下のとおりである。

・2000年10月6日PM01:30,鳥取県西部地震M7.3,震源の深さ約11km

また、微動から得られた卓越周期と速度構造モデルから推定される卓越周期との比較検討を目的とし、三重県内において行われた単点微動測定の文献(文献No.22)を収集した。なお、三重県内における既存の微動アレー探査資料については確認されなかった。

図3−1−5に地震観測地点及び既存の単点微動測定地点の配置を示した。

図3−1−5 地震観測地点及び微動測定地点配置図