コアは全体に硬質であるが,亀裂が発達して採取コア長が50cmを超えることは少ない。亀裂が著しく発達する部分は角礫状コアや岩片状コアとして採取され,岩盤コアの大部分がこれにあたり,むしろ円柱状のコアは少ない。また,破砕作用によって脆弱化したと考えられる粘土状あるいは角礫状のコアが見られ,最も厚い部分で50cm程度である。このような脆弱部は,黒色頁岩で多く見られる。
なお,堆積構造は明瞭でなく層理面が確認できるところはほとんど見られない。
写真2−4 頁岩 [深度:702〜705m間]
写真2−5 破砕された頁岩 [深度:699〜702m間]
写真2−6 チャート [深度:312〜315m間]