京都市では、平成１０〜１２年度の３ヵ年において、表１−１にまとめる内容の地下構造調査を実施してきた。これらの調査により、京都盆地の中北部においては比較的精度の高い３次元モデルを作成できたが、盆地の南部地域においては依然として地質情報が乏しいため、モデルの精度は必ずしも高いものではなかった。

平成１３年度においては、おもに京都盆地の南部地域を対象として、総測線長約２３．１�qの４測線を設定し、反射法地震探査を実施した。これらの結果をもとに、平成１２年度で作成した３次元モデルにおける精度の向上を図ることを目的とした。

表１−１　平成１２年度までに実施された地下構造調査